
建築家の鐘江大輔が目を向けた、最初の「ローカル(すきま)」。

2024年12月 鐘江大輔と中川陸が出会う
2025年 9月 撮影のため新島へ
2025年12月 上映
sobutsu
映像は、関東某所の海岸線に対峙する、奇妙な形をした「岩」から、映像は始まる。
彼は「—昔から不定期に足を運ぶ場所。あらゆる痕跡が蓄積され、その姿を更新し続ける。」と言う。
岩の空洞に身体を預け、空を見上げ、波の音を聴く。その青年が、鐘江大輔本人である。

建築家の鐘江大輔が目を向けた、最初の「ローカル(すきま)」。

2024年12月 鐘江大輔と中川陸が出会う
2025年 9月 撮影のため新島へ
2025年12月 上映
日々都心部と島の双方で簡単に消えゆく建築を目にする。現代に生み出される建築に必要なものは何か、どんな建築が必要か、いつも考えている。鐘江の中で、前述の問いに対して、「残る建築」を答えの一つとして挙げている。
この映像作品は現代まで残っている物体と大自然の呼吸の両方を横断する時間の流れ、人間の営みをテーマとして制作した。現時点まで残っているが今にも消えてしまいそうな物を撮影の対象とし、今後残っていく建築を作っていくために必要な要素とは何かを探った。
コーガ石という特殊な素材が手に入る新島では先人たちが残した痕跡を辿ると素材への健気なほどの愛着が垣間見えた。現代に存在している物体と大自然の呼吸、そしてちっぽけな人間——これらの健気でまっすぐな営みと身近な物への愛着を見直す機会になれば嬉しい。
ARCHITECT
Daisuke Kanegae
建築家。鐘江大輔設計事務所主宰。1998年福岡生まれ。石上純也建築設計事務所を経て2023年鐘江大輔建築設計事務所 設立。空間が持つ潜在的な可能性と普遍的な価値観を素材、光、時間からのアプローチで探求。新島と横浜を拠点に設計活動を行う。